1. 設立の背景と目的
現代社会において、人々の健康とウェルビーイングは、気候変動やパンデミックといった「自然環境」、都市化や廃棄物問題などの「人工的環境」、そして格差や差別、高齢化、紛争等の課題を抱える「社会的環境」が複雑に絡み合った影響を受けています。
これらの多層的な課題に対し、科学的根拠(エビデンス)を実務レベルの意思決定に直結させる仕組みが、国内において十分に整備されていないのが現状です。本法人は、米国で国際的な実績を持つ非営利組織 Global Environmental Health LAB Inc (GEH LAB) の知見を導入し、日本国内において三つの環境すべてにアプローチできる客観的な評価基準を構築します。これにより、次世代の市民が主体的に環境保健を学び、行動できる基盤を整備することを目的として、ここに「グローバル環境保健ラボ・ジャパン(GEH LAB Japan)」を設立いたします。
2. 本法人の使命と事業内容
本法人は、科学的知見を社会の共通言語とし、誰もが健やかに暮らせる持続可能な社会の仕組みを構築することを使命とします。この使命達成のため、以下の10の事業を柱として展開し、これに附帯又は関連する一切の事業を行います。
学術の普及を目的とした学際的グローバルコンピテンシー(IGC)の定義、普及および能力認定事業(理系・文系、医学・獣医学・工学・人類・社会学等の境界を超えるリーダー育成、および能力認定試験の運営)
One Health α(人・動物・環境の健康と多様性の融合)に基づく実践プログラムの提供(学際研究トレーニング、海外フィールド経験、およびデジタルコンテンツ等を用いたマイクロラーニング形式による教育提供を含む)
実務家に対するメンタリング、コーチングおよびキャリア形成支援事業(語学から専門分野における海外留学、インターンシップおよび海外就職に関する助言・コンサルティングを含む)
科学的根拠に基づく実務指針、介入プロトコルおよび行動規約の策定事業
学術的な知見を蓄積・共有する広報媒体の発行、年次大会の開催、および共創プラットフォームの 運営事業
自治体、企業および諸団体への環境保健、健康経営、防災・減災に関する助言および実務支援事業
米国本部および海外の関連団体との連携による国際知見の導入および情報発信事業
次世代学校保健および公衆衛生のデジタル化推進事業(学校保健および検診業務におけるデジタル技術の活用支援、調査研究およびコンサルティング、ならびにデータの効率的運用による保健サービスの最適化と持続可能な運営モデルの構築)
特定疾患および難病に関する社会啓発と包括的支援事業(難病等、社会的な支援を必要とする疾患に対する理解促進、啓発活動、情報発信、ならびに患者とその家族のQOL向上に寄与する各種支援およびネットワークの構築)
医療・福祉現場におけるアニマルセラピー等の導入・普及活動(医療・療育・福祉施設等における専門的支援犬(ファシリティドッグ等)の普及啓発、導入支援、研究、および支援を必要とする子どもたちの心身の健全な育成に寄与する活動)